電車男を読んでみた
ひねた性格のため、これまで流行り物というのは意識的に敬遠していたのだが、最近新たな自分探しの旅に出始めたので(なん〜じゃそりゃ?)、流行り物がはたして自分にとっても面白く感じられるのかを検証するために、あえて流行り物に挑戦してみることにした。(どうして一言「面白そうだったから読んでみた」と素直に言えないのでしょうね。そうして自分探しの旅は続くのでありました。)
作品名は「電車男」。いちいちうちのBlogで説明する必要がないほど有名なので、説明は省く。2ちゃんねるの、もてない男達が集う掲示板で実際にあったやりとりで、本の内容も2ちゃんねるのログをほぼそのまま転載している形式の本だ。
かなり安っぽいデザインの表紙。帯には「今世紀最強の純愛物語」、「『電車男、がんばれっ!』あなたも必ず叫んでしまうはず」とある。ネット上での感想を読んでも、「読みながら泣いた」「感動した」という意見がかなり見られた。さあ果たして俺も同じ感想を持つのか? 最近涙腺ゆるくなってることだし。
結果、泣くことも、特に感動したとかそういうこともなかった。でもそれなりに面白かった。
感動がなかったのは、だってこれ、エルメスさんがかなり最初の方から電車男に並々ならぬ好意を抱いてるじゃん。最初のデート中から「今度はあなたとおしゃれな飲食店巡りしてみたい」みたいなことを遠回しに言うは、むこうから手をつないでくるは。その後のデートも順調過ぎるし。もっと片思いの苦しみと、それを見守り、アドバイスする掲示板の見知らぬ人々という話であればよかったんだろうけど、単に告白できない苦しみだけの話になっちゃってる。
そもそもが別に恋愛小説として書かれた話じゃないから(この話が真実と仮定して)、わざわざ読者の感動を呼ぶようなストーリーになってなくてもいいんだけど、読んだみんなはこの程度で感動して泣いちゃうの? 「交際できて良かったね」とか「自分にもエルメスさんみたいな彼女が欲しいな」という感想は持てても、涙までは出んなあ。何度も言うけど、あまりに順調すぎるんだもん。純愛かもしれんけど、同時にただののろけ話でもあるよね。
もし仮に俺が泣くとするなら、途中に一波乱なきゃ。例えば、電車男の不用意な言動によって、それまでいい調子に進んでいたのが一時気まずい仲になってしまい、関係を修復するために不器用だけど健気な努力をするとかね。
唯一感動というかぐっと来たのが、英語が堪能で、海外旅行に行ったりと、オタクな自分とは違う趣味のエルメス嬢に対して「自分とは住む世界の違う娘だ。」と、告白を前に自信をなくした電車男に対してある人が「英語がどうとか海外旅行がどうとか言う前に、エルメスんちに行くとかそっちの方がよっぽど大変なんよ。エルメスんち行きのチケットとかJTBで売ってくれないわけ。英語とか海外とかは金と暇でどうにかなるんだよ。今さらうだうだ言うな!」と叱る下り。金とか地位とかそういう違いを乗り越えて…とかそういうのに弱いようです、俺(苦笑)
面白かった点は、やっぱり2ちゃんねらー達のアスキーアートを駆使しての書き込みや雑談ね。一番笑えたのが、電車男がデートをしている間、デート報告を待つ2ちゃんねらーが、暇つぶしに「ニワトリと会話できるサイト」で遊んでて、帰って来た電車男に対し、「俺らときたら、その間にわとりと戯れてました」と書いてたところ。かなり笑った。
この話の真偽はわからんけど、話が出来過ぎてる、デート中の「普通そんなとこまで覚えてないだろう?」っていう結構細かい描写まで報告してる点、本ではカットされてるけど、エルメス嬢に2ちゃんねるの掲示板からアドバイスを受けていたことを知らせた後、なぜかエルメス嬢からの指示で、二人がペッティングした時の感想(というか、ただの三流エロ小説になっちゃってる)を掲示板を通して伝えた点などから、かなり嘘くさい感じがしている。ちうか、話の真偽と2ちゃんねるで恋愛相談してることはともかくも、デートでのキスシーンとかを事細かに生々しく掲示板に書き込んじゃうような男は、俺が女だったらイヤです。
ところで、こうした出会いから発展して交際につながるということは実際にどれだけあるのだろうか。実を言えば自分にも似たような経験がある。街中で、前を歩いていた爺さんと、自転車で徐行していた若い女性が軽く接触し、爺さんが転んで額を切ってしまったのだ。爺さんは最初断ったけど、傷が深かったので、俺はその女性とともに近くの病院に連れて行ったのだ。爺さんは数針縫うことになった。用事の時間も迫ってたし、爺さんの方も大丈夫そうだったので、目撃者として、何かあった時には連絡くださいとして電話番号だけ交換してその日は終わったのだ。
しかし数日後、爺さんが法外な治療費をよこせと言い出して困っていると、女性から電話があった。先日の治療費は7,000円程度だったのに、後遺症が出たらもっとかかるからとか言って、かなり強気な態度で5〜6万請求してきたと言うのだ。目撃者で連絡取れるのは俺しかいないので、俺しか頼る人がいないと、かなり切羽詰まった感じだった。接触したのは不幸な事故だったけど、法外な慰謝料はやり過ぎだと思い、善意の目撃者として警察の仲介での示談交渉の場に行ってきた。自分としてはどちらに有利・不利になることのないよう、見たままをできるだけ公正に証言し、結局、警察の説得により治療費+慰謝料の2万円ぐらいで和解が成立し、丸く収まった。
その後、ぜひお礼を…ということで、女性と、心配して出てきた女性の母親の三人で居酒屋さんでお食事をいただいたのだ。いや、公正をきして本来は受けるべきじゃなかったかも知れないけど、あんまり断るのも悪いので。「あなたみたいな人がいて助かりました。立派な方ですねぇ」などと、身に余るお礼の言葉もいただいてきた。
で、その後どうなったかというとどうもないのであります。それはそれで全て完璧に終わってしまったのであります。別にその娘とつきあいたいとか特に思わなかったし(いや、外見はそれなりにおきれいな方でしたよ)、こうした際に下心を出すのは自分の価値観上嫌なので、特にその後のアプローチみたいなこともしなかったのだ。てぇか、こんなもんでしょ、普通は? ここで先方から「もう一度お礼がしたいので、今度は二人きりで会ってください」とか、そういう話に普通はまず発展しないわけで。
とか思っていたら、職場のNさんは、女性の定期券を拾って届けたことがきっかけで、その女性と結婚しちゃったぞ。普通、定期券返して「ありがとうございました」で終わらないもんかね?(苦笑) 詳しい経緯は知らないけど、やっぱり少しは下心出して、電話したり、食事に誘ったりしたんでしょうなあ。
俺にはやっぱり出来んこってす。なんかそういうのに乗じてというのは、火事場泥棒になったような気がするので。火事場泥棒と呼ばれようが何しようが、成功したもん勝ち! な世の中なんだろうけどね。……いや、俺もひょっとしてその娘がもっと自分好みの外見とかだったらアプローチを考えてたかも知れんなあ。う〜む。まあとにかく俺の場合は縁がなかったっつーことで。
結局またまとまりなくだらだら書いてしまったので、ここで終わりにしておく。自分探しの旅はまだまだ続くのでありました(だから、なんじゃそりゃ)。
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ヨン様、たしかに体いいですねー。
俺なんてやせっぽちなので、ああした肉体には少なからず憧れます。
でもヨン様は大胸筋発達し過ぎ。武術をやるのならやっぱり背筋を発達させたいものであります。死ぬまでにいっぺんなってみたいなあ、ブルース・リー体型。
投稿: 雅 | 2005/02/03 00:32
チェジウ、あのトロ~ンとした顔が
なんとも可愛らしいですねぇ~
あたしも歌ってるところをTVで見ました。かなり・・・、ですね(笑)
ヨン様は、顔より体が気になります(爆)
投稿: 雪 | 2005/02/01 12:26
「天国の階段」って韓国ドラマですか。ちゃんと名前知ってるの冬ソナぐらいだからなあ。最近やたらと韓国ドラマやってますね。
ヨン様も色男すぎてあたくしダメですわん。最近はかなり見慣れてきましたが。チェ・ジウ嬢は音痴なところが気に入って、自分の中では高感度アップです(笑)
韓流ブームも、ワールドカップ共催に合わせて意図的に作り出された感じがありますね。まあ、両国が仲良くなるのはいいことですが。
投稿: 雅 | 2005/01/28 21:18
流行り物と言えば、お正月にTVで「天国の階段」スペシャルを見たの。冬のソナタとか、韓国ドラマが話題になってるから、そんなに面白いなら見てみようかと思って。。。
・・・かなり、つまんなかったです(^^;;
途中でチャンネル変えちゃった(笑)
なんでこんなに騒がれてるのか、全く分かりません(^^;;
ほんと、流行ってる=面白いとは限らないですよね~。けど、騒がれる勢いで面白く感じる事とかもあるかなぁ???
投稿: 雪 | 2005/01/28 17:13