カンフーハッソー
ネタばれしてるんで未見の方は夜露死苦。
少林サッカーがわりと面白かったので、ちょっとだけ期待して見に行ってきた。しかし残念ながら40点の出来。
斧頭会という暴力団が幅を利かせている街が舞台。斧頭会に入りたいためにその名を騙ったチャウ・シンチー扮する主人公のおかげで、貧民窟の住人が本物の斧頭会と戦うことになってしまう。その危機を救ったのが今は貧民窟の住人に落ちぶれているものの、その昔カンフーで名を挙げた三人の見た目のさえないおっさん達だった。
しかしそのおっさん達も、琴を弾くとそこから槍や刀が飛び出すという武器を使う、斧頭会の新たな刺客によって殺されてしまう。
その刺客達も、いつもは住人達をいたぶっている貧民窟の大家さんに身をやつした夫婦カンフー使いによって倒される。ダンナが楊家太極拳使い、カミさんが凄い発声で相手を倒すジャイアンみたいな技の持ち主。
さらにその夫婦も、最強の刺客(これまた見た目はさえないおっさん)によってピンチに陥る。そこで登場したのが子供の頃に乞食から拳法の奥義書を売ってもらって修行したチャウ・シンチーだった。土壇場で正義に目覚めたのだ。彼の活躍で最強の刺客は倒され、貧民窟に平和が戻った。
……とかいうのがストーリー。
読んでもらったとおり、本当の主人公の活躍は最後の最後だけで、それまでは貧民窟の三人と、大家夫婦が前座、中堅の主人公のようなのだ。
大家夫婦(特にカミさんの方)の人物設定も、前半はまるでただの強欲な大家に書かれているのに、途中から住民を守るいい人になっちゃってる。なんとも一貫性がないのだ。
アメコミやいろんな映画のパロディらしいシーンもあるんだけど、どうも笑いのネタとしては古すぎて浮き気味。
カンフー映画としては、大袈裟過ぎるアクションがかえってしらじらしく見えてしまう。少林サッカーは、サッカー映画でそれをやったから面白かったけど、こういう格闘シーンでのオーバーなアクションってすでに他の映画でいっぱいあるでしょ? ジャッキー・チェンはオーバーなアクションも全部ほんとにやってるから「すげぇ!」って思うけど、この映画だとCGやワイヤーアクションだから食傷気味なのだ。中ボスの琴の武器も、リアリティないしねぇ。カンフー映画ならちゃんとカンフー自体の動きの面白さで見せて欲しかったな。子供の頃別れた唖の妹だかとの再会シーンもあるんだけど、それもメインストーリーとはあんまり関係なかったし。
出てくる敵・味方がほとんど間違いなくさえないおっさんばかりというのはちょっと笑えたけどね。
もっとがんばれチャウ・シンチー!
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