チャップリンの殺人狂時代
前回に引き続き、廉価版のDVDを2枚買って見た。
「黄金狂時代」これはすでにレンタルもののダビングで持っているのだが、あらためて買った。すでに持っている方は全編にわたりチャップリンによる弁舌が付いているのだが、今回のはまったくのサイレント。BGMだけは付いてるが、これもオルガンだけの簡単なもの。
しかし編集が少し違っていて、こちらの方がシーンが多い。大晦日にジョージアに会えなかったチャーリーが消沈して酒場に戻ってくるシーンで、ボーイフレンド宛に書いたジョージアのラブレターが、ボーイフレンドのいたずらでチャーリーにわたり、ジョージアが自分のことを好きだと勘違いしてしまうシーン。そして、最後のジョージアとのキスシーンなどだ。
前者は実はジョージアが好きなのはボーイフレンドだったっていうことがはっきりしちゃうから、からかわれたチャーリーが哀れだし、後者のキスシーンも、チャーリーが億万長者になったからジョージアと結ばれる…みたいでなんかやだ。
やっぱりレンタルダビング版(なんつー呼び方やら)の方が話としてきれいにまとまってる。映画のDVDで「未公開シーンを含めた完全版!」なんてのを売りにしているのが多いけど、余計なシーンがない方が作品の完成度が高いことだってあるよね。これもその典型。でも480円で未知のシーンが見られたのは得(^^;)。
「殺人狂時代」
こちらは初見。不況で銀行を首になり、妻子を食べさせるために貴婦人を殺し、その財産を奪う老人の話。実話をモチーフにしているらしい。最後に逮捕されて死刑になるのだが、「一人二人殺せば罪になるが、戦争でたくさん殺すと英雄だ」というチャーリーのセリフがなんだか言い訳がましく聞こえた。戦争批判をしたいのだが、それまでのシーンとの関連が薄いので、どうしても無理矢理こじつけたように見えてしまう。
喜劇っぽいシーンも多少はあるのだが、テーマが重いので、見終わった後、少し重い気分になった。
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