犬神家の一族/悪魔の手毬歌
NHK BS2で先週から横溝正史の角川映画を放送している。先週土曜日が「犬神家の一族」、ゆうべが「悪魔の手毬歌」だ。1970年代後半に大ブームを起こしたあのシリーズだ。
子供の頃、テレビで何度も再放送されたのを見たけど、大人になって久しぶりに見ると、また印象がずいぶん違ってくる。
犬神家の島田陽子(現・楊子)きれいだな。とてもその後挑発的なヌード写真集を出すようには見えない。佐清役のあおい輝彦って辺見えみりの親父だよね(それは西郷輝彦でした)。あしたのジョーの声優でもあるし、水戸黄門の助さんだ。佐兵衛役は三国連太郎か。釣りバカ日誌のスーさんだよ。関根勤のモノマネでおなじみの大滝秀治もいるし、殺されて生首を晒されるのが地井武男(じーぷおとこ)だよ! 毎朝、地井散歩してる人だよ! 個人的には旅館の女中の坂口良子が大変にかわいかった。あの人いいよね。
手毬歌の岸恵子も若くてきれいだよね。他にも「これってあの人だったんだ!?」という驚きがあって面白い。
子供の頃見た時はもっともっとオドロオドロしい内容で、ずいぶん余韻を引っ張ったのだが、俺が大人になったせいなのか、淡々と見てしまった。この程度の猟奇じゃ猟奇に感じなくなっちゃってるんだね。
また以前はわからなかった複雑な人間関係もわりとすんなり理解できた。これはもしかしたらテレビ放送時に一部シーンがカットされていたせいなのかもしれない。
そうやってストーリーがちゃんと理解できた上で見ると、殺人の動機が弱いように思えたり、警察の捜査などが稚拙に思えたりする。
特に手毬歌では被害者はいずれも犯人から手紙で呼び出されているんだから、第二、第三の犯行が起きる前に怪しい手紙を受け取ったら通報すべきだ。なんで警戒もせずにわざわざのこのこそこに出かけていくんだろう。
でもこの特徴的な日本的情念、土着的閉鎖性などはとても見事に描かれていると思う。カメラ割りなんかもすごい凝ってて、さすが! とうならせる。この頃の角川映画はいいよね。薬師丸ひろ子、原田知世あたりを前面に押し出すようになったあたりから金儲け主義に走った感じがして落ちていったけど。
昔は片岡千恵蔵や高倉健も金田一役をやってたんだってね。例のオカマ帽によれよれの服じゃなく、背広姿だったらしいけど。見てみたいな、健さんの金田一。
今晩は「獄門島」、明日明後日も「女王蜂」「病院坂の首縊りの家」を放送するので、全部DVDに録画するつもりだ。DVDのレーベルもデザインの勉強がてら自作してみようと思ってる。
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コメント
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ああ、輝彦違いでしたか。流しのボブ彦さんに謝っておきます。(^^;)
投稿: 雅 | 2007/05/03 15:08
>辺見えみりの親父
えーと、「西郷輝彦」ですね。「星のフラメンコ」の。
ちなみに「あおい輝彦」は矢吹丈。
「ジャッキー・テル彦」は高橋幸宏です。
投稿: 月見家 | 2007/05/03 01:37