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2008/12/14

三億円事件

【2008年の元記事に、2019年にいくらか追記】

フジテレビで、三億円事件についての検証番組をやっていた。
人が殺されたりしたわけじゃないのに、時々こういった特集って組まれてるよね。それだけ印象的な事件なんだろう。

1968年12月10日、降りしきる雨の中、東京の府中刑務所脇を走っていた銀行の現金輸送車が偽の白バイ警官によって停められ、車に爆発物がしかけられているとして乗員達が車を離れた隙に、偽警官が現金輸送車に乗って逃走、まんまと三億円もの大金が盗まれた事件だ。
その後の捜査にも関わらず、犯人は逮捕されず、ついに時効となってしまった。

番組の中で、非行少年グループの19歳の男が実行犯ではないかと指摘されていた。父親が白バイ警官で、白バイに対しての知識もあり、最初の容疑者として捜査線上に上がっていたが、事件の5日後に服毒自殺をしている。
そしてその男を事件前に自宅に泊めていたというYなる男のことも紹介されていた。Y氏は事件後、ハワイに高級マンションを購入するなど、急に羽振りがよくなり、仲間内からも怪しまれていたそうである。
番組では、実行犯が19歳の男であり、共犯であり、主犯であるのがこのY氏ではないのかといった口調であった。

このY氏という男であるが、実は母の実家の目と鼻の先に住んでおり、以前は父親が豆腐屋を営んでいた。(事件当時すでに豆腐屋は廃業)
母から聞いた話によれば、事件前日に母の弟(俺の叔父だ)が事件現場付近を通りかかり交差点の信号で止まったところ、近くに白バイ警官の服装をしたY氏を目撃したのだという。
事件後どれくらい後かはわからないが、警察に通報し、二人の捜査官が聞き込みにやってきた。結婚して実家を離れていた母がちょうどその時帰省しており、その場面を見たという。叔父は捜査員に対してY氏が犯人であるかのように話していたそうである。
叔父の証言のせいかどうかはわからないが、事件当時はご近所でも「あの男が怪しい」という噂が立っていたのだという。

そのせいもあってか、警察ではかなりY氏をマークしていたようだが、結局逮捕するには至らなかった。
Y氏は時効直後にテレビ番組で捜査を担当した平塚八兵衛と対面し、「あなたの容疑は濃かった」を言う平塚に対し、「犯人扱いされて迷惑だった」と怒りをあらわにしていたという。
(この番組、YouTubeなんかで見つからないのが残念だ。もし発見したらぜひ教えて欲しい)

ただ叔父が見たというのがどこまで本当かどうかは今となっては「?」である。Y氏が容疑者として上がった噂を聞いた叔父による後付けの誤解や、調子に乗った嘘、軽い冗談、さらにはもしかしたらY氏に対しての悪意に基づくデマだった可能性もある。(後述のようにY氏一家に対してはあまりいい感情は持っていなかったようだ)
ただし捜査官が聞き込みに来たのは本当だ。

 

Y氏の一家は事件のずっと前から近所での評判は良くなかったようで、以下のような逸話を母から聞いた。

  • アンコを盗んだ泥棒
    • ある時何軒かの家が泥棒に入られたのだが、Y氏の父親は「うちでは鍋に煮ておいたアンコを盗まれた!」と言って、空になった鍋を持ってご近所中を回ったのだそうだ。(「アンコなんか盗む泥棒はいないよね」と言って、その話をする母は大笑いする)
      それがどうも自分の犯行をごまかすための行動だと受け取られたのだろう、「豆腐屋のオヤジが盗んだに違いない」と、ご近所ではもっぱらの噂だったようだ。
      もっとも、この泥棒騒ぎの犯人は結局捕まらなかったようなので、父親が犯人ではないかというのはあくまでも当時のご近所での噂の粋を出ていないことに注意されたい。噂が立ったことは事実でも、その噂が真実である保証は一つもないのだから。
  • 人の家の敷地でゴソゴソ
    • その父親、うちの母の実家の牛小屋の隣に物が置いてあったのだが、そこでなにやらゴソゴソとしているのを目撃されたこともある。母の記憶が曖昧だが、そこから物がなくなっていたかもしれないという。要するに手癖が悪いという評判だったようだ。
  • 花火会社の手間賃不払い
    • 容疑者の兄のMが花火会社に勤めており、そのうちの叔父と友人にお金を払うからと言って仕事の手伝いをさせたのだが、お金を払ってくれなかったことがあった。
      その兄は後年その花火会社の事故で死亡したという。調べると事件前の1953〜58年に3回も爆発事故を起こしており、計35人が亡くなっている。Mの事故死がいつの事故のことかはわからない。

また三億円事件後、Y家は小さく狭かった実家を二階建てにするなど改築をしていたという。現在も実家の場所には3階建てでそこそこ大きなマンションが建っている。ここが現在もY家の物件かどうかはわからない。

母は嘘は言ってないと思うが、もしかしたら記憶が曖昧な点もあると思う。昭和の重要事件に関しての近所の評判を記録として残すことは重要だと思うので、記しておく。ただし、Y氏一家に関してはほぼ全て噂なので、その点だけは重々にご注意あれ。

どうもWikipediaで見ると、自殺してしまった最重要容疑者S少年と交際があったゲイボーイKというのがこのY氏っぽいけど、ほんとかな? ゲイボーイだったという情報は母は知らなかった。母の記憶が正しければ、Y氏の下の名前はH(漢字は不明)だという。Kというのはあだ名やゲイバーの源氏名であろうか?
もしかしたら別人かもね。とにかくフジテレビの番組ではイニシャルのY氏ってのが出てきて、近所に住んでたY.Hさんも平塚八兵衛とテレビに出てた(母談)。

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コメント

暗殺された某大統領というと、ブルキナファソのサンカラ大統領とか?!
フェラ・クティが歌にしていましたな


興味深い話ですね~
意外とTV番組よりもこういった近所の話に真実が隠されているのかもしれません。
ウチの近所にも某大統領が暗殺されたことに関係ある人が住んでいたりしました。

Yが逮捕されなかったのはなぜでしょうね?
案外、叔父の証言が曖昧だったりして採用されなかったのかもしれません。例えば叔父はYを見たつもりでいても、実はYにちゃんとアリバイがあって、見間違いだということがはっきりしていたり。
豆腐屋さんは今はもうありません。

現在のYの消息はさすがに私にはわかりません(苦笑)
でも親戚筋なら府中一帯にいっぱい住んでると思いますよ。同じ姓があの辺りはやたら多いのです。古くからの地主さんなんでしょうねぇ。

検索サイトからお邪魔します。
その番組を私も観ました。
やはり豆腐屋の息子のY氏が怪しいですね。
父親が白バイ警官と聞いて、衣装作りの情報のために関本少年を仲間にしたのでしょうか。
しかし、「白バイ隊員の衣装を着たY氏」というのは凄い情報ですね。
何故、Y氏は逮捕されなかったのでしょうか?
現在、Y氏はどうされたんでしょうね。

その豆腐屋さんはまだあるんですか?

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