しつこく「一家だんらん物語」
1986年、TBS。
土曜日の夜10時くらいからだったかな?
当時、三宅裕司のヤングパラダイスというラジオ番組を聞いていた。
その三宅裕司が初めてテレビドラマで主役を演じるという。
それがこのドラマ「一家だんらん物語」。
父を亡くした八百屋の一家が舞台で、未婚の長男が三宅裕司、母親が赤木春恵、出戻りの長女が中田喜子、軽薄な次男が陣内孝則、そして当時は気づかなかったが三男が石黒賢だったそうだ。
一家だんらんとはいうものの、親子兄弟で毎回喧嘩ばかりしている。
ホームコメディとジャンルでくくられているようだが、単なるコメディというにはヘヴィな内容だった。
そもそも、主題歌が友川かずきの「生きてるって言ってみろ」という強烈な歌だ。
東北弁で往復ビンタを食らわせるようなすごい歌だ。
友川自身も近所に住む暗い青年というちょい役で出演している。
長女の中田が陰のある友川をちょっと気に入っているという設定。
陣内孝則を初めてこのドラマで知ったんだけど、ロックやってる人だとは全然思わなかった。
ただただ軽薄な弟を、「ほんとにこの人自身が軽薄なんじゃないのか?」と思うくらいの熱演であった。
再放送もしなかったように思うし、細かい内容はほとんど忘れちゃったけど、一個覚えてるのが「兄貴の女に舌入れろ」という話。
やっとのことで恋人が出来て、結婚を考えだした長男の三宅だったが、その恋人はなんだか尻が軽そう。
母の赤木はどうもそれが気に入らない。
そうこうしてるうちに、バカ弟の陣内が彼女にちょっかいを出し、キスをしてしまう。
陣内が言うに、「兄貴、あの女はやめといた方がいいぞ。キスしたときに自分から舌入れてきた」
要するに軽薄な尻軽女だから結婚相手なんかにしない方がいいというのだ。
とにかくね、毎回喧嘩と怒鳴り合い、陣内のヘラヘラ笑い、そして友川の生きてるって言ってみろでドーーーン! って感じだった。
ネットで検索したら、低視聴率で6回で打ち切られたらしい。最後も大げんかで家がめちゃくちゃになったかなにかで、一家で呆然と立ちすくんでいるシーンで終わったように思う。
とにかくメチャクチャに負のパワーが感じられたドラマだった。同じ赤木春恵が出てる渡鬼の10倍はすごい不幸具合だった。
もう一度見てみたいけど、DVDとか出ないだろうな。
YouTubeには1シーンだけ上がってたけど。
また見てみたいドラマと言ったら、他には谷口六三商店、大都会(パート1)、鳴門秘帖かな。
谷口六三は、さくらももこ原作のドラマで、加勢大周容疑者と鷲尾いさ子、泉谷しげるなんかが出てた。インド人の鷲尾と加瀬容疑者が付き合ってて、いろいろはちゃめちゃが起こるというお話。
これはかなりマンガチックなコメディで楽しかった。
主題歌が復活したYMOだった。
DVD出てたと思うけど、加勢大周が容疑者になっちゃったからなあ。
大都会パート1はこれもヘヴィだよ。
主役の刑事・渡哲也の妹役の仁科明子がいきなり暴力団に輪姦されてるという設定。石原裕次郎が新聞記者。
渡が恋する飲み屋のママの篠ひろ子もやはり過去に暴力団に輪姦されてて、さらにそれをフィルムに撮られて闇で流通されているという設定。
毎回これでもかっていうドロドロした設定で、今では考えられないくらいなんだけど、脚本が倉本聡で、社会はドラマとして作られたんだってね。(パート2からは西部警察みたいな普通の娯楽作になっちゃったみたいだけど)
最後は警察が暴力団壊滅の頂上作戦を決行しようとするんだけど、暴力団と警察の上層部がつるんでるもんだから、逮捕しようとしてた組長が海外に高飛びされてしまう。
篠ひろ子も実はその組長の愛人になっていて、渡を置いて一緒に行ってしまうというやり切れなさ。
ちなみに長い間クリスタルキングの「大都会のテーマ」はこのドラマの主題歌だと思ってたんだけど、違うんだよね?
最後は鳴門秘帖。NHKのドラマで、土曜日にやってたのかな? 大河ドラマかと思ってたんだけど、違ったみたい。
なんだかどえりゃーこと(名古屋弁)が書かれた鳴門秘帖っていう密書があって、それを巡ってのお話。
のりづきげんのじょうっていうイケメンのお侍が主役なんだけど、後になって気づいたら田村正和だったのね。
他に、宿敵のおじゅうや頭巾っていうアウトロー侍もいたりして。
あと渡鬼でおなじみの角野卓造も悪役で出てたみたい。
小学生の頃(もっと前だったかも?)だったんで内容はあんまり覚えてないんだけど、面白かったよ。オープニングテーマも鳴門っちゅうことで阿波踊りの音楽で。
長くとりとめもないけど、書きなぐってみたかったので書いてみた。
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