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2009/10/21

20世紀少年読了

浦沢直樹のマンガ「20世紀少年」とそれの完結編である「21世紀少年」をこのほど読み終わった。
“ともだち”の正体が誰だとかは書かないけど、いろいろ設定が入り組んでるし、はっきりと明言されない謎もあって、たしかにネットで読んだ感想のとおり、いまいちすっきりとした終わり方じゃなかった。
“ともだち”が虚栄心みたいなものだけで人類滅亡まで考えるかなあ? もちろんそれ以外の要素も説明されてるけど。
細かい点はともかくも、まあ推理小説みたいな感じで面白かったよ。

前にも書いたとおり、オウム真理教事件が元ネタになっているわけだけど、オウムなり“ともだち”教団なり、その他の怪しげな新興宗教なんかに入信してしまう心理ってのは、心の弱い所を突かれるんだろうね。
先が見えない社会で、落ち込んでる時なんかに、ふと「ここには君と同じような仲間がいるよ」とか、「教祖の誰々に従ってればいい社会が訪れるよ」とか思わせてさ。
自分で考えずに、誰かにお任せしておけばいいんだというような気持にさせて、むしり取るというか。
オウムの頃はまだまだバブリーな時代だったけど、それでも多くの人が入信したもんな。今みたいに具体的に仕事がない、収入がないとかいう弱みより、もっと精神的な渇望を突かれたんだったっけ?
オカルト的な活動や荒唐無稽な計画も、物質的に満たされてしまい、もっと精神的な刺激を求めてのものだったんだっけかねぇ? もう忘れちゃったけど、そんな感じだったような気がする。
それはそれとして、不況の今、また裏のほうでは新興宗教とかが流行ってたりするのかな? 信者もお金がないからあんまりむしりとれないか?
幸福の科学なんかは選挙に出たり、来年開校予定で栃木県に「幸福の科学学園」とかいう学校を作るらしいけどねー┐(´д`)┌ヤレヤレ

なんて人ごとのように語ってる俺だって、弱い所を突かれたら案外コロっと「教祖様!」なんてことになっちゃうかもしれない。そういう点は誰でもだいたい同じだろうからね。恐ろしい、恐ろしい。くわばたおはら、くわばたおはら。
そういう時に、やっぱり友達(“ともだち”じゃないぞ(笑))って存在は大切だよね。

タイトル元であるT-REXの「20th century boy」も初めてまともに聞いた。
サビは「20th century boy〜」って歌ってるんじゃなくて(最後一回はそう歌ってるが)、「20th century toy, I wanna be your boy」って歌ってるんだね。全歌詞はここで。
「20世紀のオモチャ、俺はお前の坊やになりたい」てのは、「お前の手のひらでもてあそばれる従順な男になるぜ」みたいな意味だろう。
前半で「こいつはすげぇ、こいつはイカスぜ。こいつがロックンロールなんだぜ」みたいなことを言っておきながらも、最後は「君を楽しませるオモチャのような少年になりたい」っていう、ちょっとマザコンっぽい歌詞だよね?
マンガでは“ともだち”が「僕こそが20世紀少年なんだ」っていうシーンがある。もしT-REXの歌詞を謎解きに使っていいものなら、「僕は子供時代のまんまの荒唐無稽で他愛ないことを引きずって生きている“あの時の子供”なんだ」っていう自嘲的な意味合いで使ってるのかもしれない。



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コメント

ああそうですね、「孤独」。その言葉ですね。
なんで昔に比べて孤独になりやすいんでしょうね。
「これだ」っていうのが一つあるわけじゃなく、複数の要因があるんでしょうけれど。
都会だといろんな人がい過ぎて地域のコミュニティがまとまりにくいとかあるのかな。
子供は外で遊ぶ場がなくて知らない子と出会えなかったり、大人も仕事が忙しくて近所付き合いなんてしてる余裕なくて。
問題だな。
自分もネット以外では今かなり孤独ですなあ。どーにかしなきゃ。あんまり精神的に良くないし。

やっぱり、「孤独」ということが、一つのキーワードかと思うんだけど、

今の社会は「孤独を産みやすい」ってーのを感じます。

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