オバQ2巻
藤子・F・不二雄大全集、オバケのQ太郎2巻が出てたので買ってきた。
相変わらずQちゃんはかわいくておもしろい。
QちゃんのおじさんのY助おじさんってのが出てきていろんなものに化けるんだけど、足だけがあのかわいい3つ指の猫足。
Qちゃんの魅力は上から目線でない、友達の感覚かな。ドラえもんみたいに説教ぶらないで、なんでもノリ良く「やろうやろう♪」って笑ってくれそうなところ。無邪気な子供そのものだ。
後年にA先生が描いた「劇画・オバQ」ってのが有名だ。(追記:記憶違いで、F先生の作品だったようです)
大人になったオバQと再会した正ちゃんたち昔の仲間が、無邪気で冒険心にあふれていた子供の頃のように「脱サラしてみんなで会社を作ろう!」ってことになったんだけど、正ちゃんに子供ができたために「今の会社でもっと仕事を頑張るよ!」ってことになってしまい、オバQがしょんぼりと「つまりもう正ちゃんは子供じゃないってことだ…」って言って飛び去って行く実に悲しい結末になっている。
ギャグマンガのオバQでそんな悲しい話にしなくても…という気はするけど、思い出しても胸がキュンときてしまう話だ。
いたずらっ子だったあいつは、いつから俺がしかけた罠を鼻であしらうようになってしまったんだろう?
大人になるってことは冒険心も無邪気な心もなくしてただ安定を求めるしかないんだろうか。
共感できることが多いんで、実を言えばこれ書きながら心は泣きそうな気分。俺も今までいろいろあったっけなあ。おかげでいまだにフラフラしてるけど。
…最初はオバQ2巻の感想を書くつもりが、妙にセンチメンタルになってしまった。涙もろくなるのも歳のせいかねぇ? 嫌だねぇ。
と、とにかく2巻も面白いっす!
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コメント
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環境もあるんでしょうけど、最終的にはその人の心の持ちようなのかもしれませんね。
ガキっぽいと言われようと、いつまでもロックな気分を忘れたくないなあ。
生活も大切だけど。
投稿: 雅@管理人 | 2009/10/03 16:00
劇画・オバQネットで見てきました。
なかなかシリアスですね~
>大人になるってことは冒険心も無邪気な心もなくしてただ安定を求めるしかないんだろうか。
どーなんだろーな・・・
自分を取巻く環境によるのかもしれないねぇ
やっぱ家族が出来ちゃうとそう冒険出来ないかもしれない。子供に飯を食わさないといけないし。ただやっぱりそんなことだけするために生まれてきたんじゃないからね。
家族が出来るとうれしい反面、独身の人がスゲーうらやましくなったりもしますね。
何でも清志郎に結びつけるつもりはないけど、大人になってもああいうこと出来るってーのはやっぱりスゲー惹かれちゃいますね。
TIMERSみたくめちゃくちゃやっちゃうとか。
『金儲けのために生まれたんじゃないぜ!』の歌詞なんか共感しまくりですよ。
本と、大人になると言いたい事もいえないことがおおいもんね。
投稿: マイト | 2009/10/03 03:02