一九八四年(ジョージ・オーウェル)読了
村上春樹の「1Q84」じゃないかんね。
世界がオセアニア、ユーラシア、イースタシアという3大国に分割統治されている1984年の世界。
オセアニア国ではビッグブラザーと呼ばれる絶対権力者と党の下、独裁と洗脳の恐怖政治が行われていた。
国民はテレスクリーンという双方向テレビと国民どうしの告発によって監視されており、歴史は党に都合のいいように頻繁に書き換えられていた。
党の下部組織で歴史改ざんの仕事に就いているウィンストン・スミスは、党のやり方と社会のあり方に疑問を抱いていた。
「自由とは2+2が4であると言える自由である。その自由が認められるならば、他の自由は全て後からついてくる。」
スミスは奔放な女性ジュリアと出会い、恋に落ちた。そしてそれを機に、反体制の地下組織につながる人物と出会うこととなるが…。
Macintoshが発売される際に流されたテレビCMのモチーフにもされた有名なSF小説だ。
いつか読んでみたいと思っていて、やっと読むことができた。
スターリン政権下の旧ソ連の監視社会をモデルにしていると言われている。今であれば北朝鮮がちょうどそれに近いだろう。作者が望むと望むまいとに関わらず、反共の宣伝にも利用されてきた作品らしい。
結構長いし話の進展も決して速くはないんだけど、ラストは「こうくるか!?」とある意味驚かされた。詳しくは書かないけど、背筋に冷たいものが走った。AppleのCMみたいにボインのおねーちゃんが破壊してくれたらよかったんだけど…。
キーになるのは途中でテレスクリーンから流れてくる「大きな栗の木の下でー、あーなーたーとーわーたーしー、なーかーよーくー裏切ったー」という歌。
解説によれば、この話の先の世界がどうなったかということを、附録の内容によって暗示しているのではないかとのこと。なるほど、それが本当ならなかなか巧妙だ。
名作だから是非一度読んでみるといい。
映画も何作か作られているようだけど、日本ではDVDになっていないようだ。
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なかなか救われない結末ですよね。
政治が暴走するといかんですね。
投稿: 雅@管理人 | 2010/04/13 14:57
映画を見たのみですね。
最後は、「そんなぁ〜」みたいな感じでしたっけ?
終止、重苦しい音とイメージだった印象が残っています。
正直、なんでこんなに暗い映画をつくったのかと、思ったものです。
投稿: aw@bitlog | 2010/04/12 23:04