山崎バニラがイイ!
こないだ、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」に活動弁士の山崎バニラがゲスト出演した。
メジャーになる前から彼女のことを応援してきた当ブログとしては、非常にうれしいことである。
(応援してたように見えないって?)
活弁士になるまでのエピソードが面白かった。
一般企業に就職活動をしたんだけど、不景気だったためか(大竹さんは「絶対その声のせいだ」って言ってた(笑))全ての会社を落ちてしまった彼女は、やむを得ずオーディション雑誌の「話芸を志す者集まれ!」の記事に、活動弁士なるものがどういうものか知らずに応募してみた。
試験会場で初めて、自分で台本を考えてやらなければいけないものだということを知り、やめたくなって答案を白紙で出した。
しかしなぜか面接に呼ばれ、「洋画のコメディや戦前のアニメなんかもあるから」ということで慰められて渋々弁士の道へ。
大竹さんは「人手不足だったから、ちょっと声に問題があるけど取っちゃえってことだったんじゃないか」って(笑)
実際、無声映画専門の常設館がオープン間近で、弁士が足りなかったのだという。
弁士にはなったが、映画に合わせて自分で台本は書かねばならず、しかも先輩も手取り足取りは教えてくれない。
最初にやった桃太郎の話も、自分でアレンジしてキジの声をオネエキャラにしたり(笑)
劇場はお客が入らずに一年半でつぶれてしまった。
2階席もあったのにお客が母親と妹さんと妹さんの友達しかいなかった時も(笑)
職場がなくなってしまったためにもう弁士は終わったと思った時、大正琴で弾き語りをする変わった弁士として、テレビ局から映画「マトリックス3」の宣伝(1、2のあらすじを語る)の仕事が舞い込み、そこで初めて金髪のカツラを付ける。
カツラも嫌だったのだが、一回だけと思って受けたらレギュラーとして続けることになり、そこから徐々に売れ出して、今ではドラえもんのジャイ子の声まで担当するようになったのだ。
最近までNHKの金曜日のお昼の番組の司会をやってたし、今は「わらしのうた」っていう座敷わらしの歌を「みんなのうた」で放送中らしい。
売れない頃は牛肉販促キャンペーンソングの「牛(ぎゅう)ちゃんマンボ」なんてCDを出してたんだよね。
肉屋の店頭に貼られたそのポスターが、私と彼女の出会いでありました。
金髪カツラもかぶってないし、「痛いタレントが出てきた」くらいにしか思ってなかったんだけど(スマン(^^;)ゞ)、なかなかどうして面白い娘でありました。
牛ちゃんマンボは彼女がブレイクしてから再び「復活祭」とかなんかやってたらしい(笑)
え〜、で、何が言いたいかと言うと、まあ人の人生なんて何が転じて福になるかわかんないよねー。
ってことと、
山崎バニラなかなかいいよね〜
ってことでした。
ラジオの方でも、最初は「ふざけた名前だ」とかなんとか言ってた大竹さんと阿川佐和子さんが、トークの後は番組終了時にまですごく喜んでたくらいだ。
彼女のあてた無声映画ってどっかで見られないのかな? 時々は映画館でやってるんじゃないかと思うけど、なかなか行けないからDVDででも。
ちなみにバニラという名前から、イメージイラストはアイスのコーンの上に彼女の顔が載って、頭にバニラのソフトクリームが載っているものなのだが、ウンコを載せてるようにしか見えないのはご愛嬌(ノД`)(笑)
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