必要以上に叩くな/STAP細胞の件
iPS細胞よりもさらに簡単に万能細胞が作れるというSTAP細胞に関し、米ネイチャー誌に掲載した論文の写真に、別の論文から画像が流用されていたなどという一連の問題について。
まだ事実関係がはっきりしない事も多いようだし、ユニットリーダーの小保方さんらにも当然言い分があるだろうから、それは公平に聞くべきだということを踏まえた上で、
もし間違いを犯していたのなら、ちゃんと直せばいい。
もし嘘をついたり悪いことをしたのなら、きちんと謝って償えばいい。
必要以上に叩く必要はないと思う。
俺もSTAP細胞登場に喜んでいたので、連日の報道を聞いて「あれれ…(*_*;」って思ってはいるけど、だからってそれ以上の何らかの被害を受けたわけでなし、小保方さんらを積極的に叩こうって気にはなれない。
むしろ必要以上に叩かれている感じがして、気の毒に思っている。
こういう問題が起こるたびに思うんだが、マスコミや、直接関係ない人達がよってたかって人殺しの重罪犯のように叩きまくるのは見ていて非常に恐ろしい。
情けは人のためならず。いつか自分が似たような立場に立たされた時、同じことをされたくなければ、人に対しても寛容であったほうがいいと思う。
せめてその人の汚名返上、名誉挽回の機会は奪うべきじゃない。
多少のことはお互い様。失敗してもやり直せる社会のほうが暮らしやすいと思わないか?
また、ネイチャー誌に提出した論文に誤りもしくは虚偽があることと、STAP細胞の存在が真実か否かは、別に見ていく必要があるんじゃないかと思う。
仮に論文に不備があったとしても、STAP細胞が存在するのならそれは評価されるべきことだよね。
ところで、そもそもはTwitterの「捏造論文&研究不正」というアカウントが、今回の疑惑追求を始めたらしい。
不正を暴くのはいいとして、根本的な疑問が2つある。
・いったいこのアカウントの「中の人」は誰なんだろう?
・その追求内容は正しいんだろうか?
匿名の情報の信憑性はよくよく確かめなければなるまい。内部告発者でないなら匿名である必要はないように思うのだが。
本件以外についても追求しているので、実績と信用があるのかは知らないが、マスコミとかは内容をちゃんと確かめているんだろうか?
ともあれ、研究成果にも社会にも、これ以上がっかりさせてほしくない。
« 火吹き山の魔法使い | トップページ | 今宵の木星と月の動画 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 37度の日々(2024.09.13)
- スカった台風とゲリラ豪雨(2024.08.17)
- またでかめの地震(2024.08.09)
- 九州、四国で大地震。今後の南海トラフ地震に注意(2024.08.08)
- 暑くて死ぬ(2024.07.22)
ユニットリーダーってのは会社で言えば、イメージ的に課長クラスなのかな?
それの虚偽を事前に見抜けなかった理研幹部の管理体制も問われますね。
特に本当ならノーベル賞級の研究なんだから、念入りに真偽を確認してから発表すべきだったのに。
投稿: 雅@管理人 | 2014/03/18 20:54
よくあそこまで手のひらを返せるよな~
ってのが正直なところ
『リケジョの星』なんて、頭の悪そうなネームを考えたのもマスコミだろうしね
もう一つ言いたいのが理研幹部の会見ですべての責任を小保方に押し付けるのはいかがなものかと
責任料で給料もらっているんだから、有事のときは担当者よりより重い責任が科せられるのが普通の企業
自分はノーベル賞とっているのでプライドでもあるんですかね
投稿: (´・_・`)マイト(´・_・`) | 2014/03/18 17:38