うっせぇわ
最近流行ってるAdoという現役女子高生シンガー(時期的にもう卒業した?)の歌。
YouTubeで公開され、そのインパクトで広まった模様。
若者が社会のルールや常識に反抗し、「うっせぇわ」と毒づいてるんだけど、歌い出しのセリフで「正しさとは 愚かさとは それが何か見せつけてやる」と大仰なのに対し、怒りの内容が模範的社会人として「流行、経済動向の把握をすること」「(飲み会で)グラスの酒が空いたら直ぐに注ぐこと、焼き鳥の串を食べやすいように外すこと」といった些細なことなのに落差を感じる。
二十歳前後のわがままさから、正しさや愚かさの基準、反抗の対象がそうした目の前のパーソナルなものになるのは微笑ましいと思う。この若さで世界平和とか歌われるより、本人にとっての目の前のリアルを歌われる方が真実味があるから。
でもやっぱり「正しさとは、愚かさとは」と大仰な言いっぷりには苦笑いしてしまう。
作詞作曲は本人ではなくSyudouという男性。歳はいくつか知らないけど、Wikipediaの活動履歴からして30前後じゃないかな。
製作過程でどこまで若者(俺からしたら30でも十分に若いけどさ)の目の前の不平についてリサーチしたのかはわからないけど、音楽で食べられるようになって会社勤めを辞めたのが昨年だというので、自分自身の会社生活の不平も当然反映されてるだろうとは思う。
歌も強烈だけどPVのアニメもなかなか強烈で、般若のような形相のセーラー服女子が出てくる。
Adoはまだ顔出しプロモーションはしていないようで、一部「これがAdoらしい」という数枚の写真のみがネットで出回っている。「うっせぇわ」以降の歌も自分の顔の醜さを歌った「ギラギラ」とか、ちょっと病んだ感じの歌が多いみたい。今のところ。
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