戯雅 blog

寝ぼけた頭を「？？？？」でいっぱいにして入れてやる。
ゆうべベランダのケージに入れておいて忘れ、そのまま寝ちゃったから隙間から脱走したのか？
それとも母がうっかり夜中に庭に出してしまい、波板を乗り越えて脱走して帰ってきたのか？

あちこちを調べたら一階の父の部屋の網戸が開いており、猫の白い毛がいっぱいついていた。
暑いので網戸にしておき、イッチーが開けないようにとガムテープで閉じておいたのだが、連日の暑さで粘着が弱くなり、ちょっとのことではがれてしまったのだ。

まだ6時前。
夏場——そう、7月に入ったばかりだがもう梅雨が明けて真夏の気温だ——ですっかり日の出過ぎだが人の往来はほとんどないので、猫嫌いなご近所の目に止まることもなかったのが幸いだ。

まったく油断も隙もありゃしない。ガムテープで閉じておけないとなると、昼間でも網戸にできなくなるから考えなけりゃいけない。
そんなことを考えながら、起きてきたミーちゃんを庭に出してやり、逆に庭で寝ていたルビーを入れてやる。
あれ、レオは？

レオの姿が見えない。
いつも俺の部屋で寝ていて朝になるとカリカリをねだりにくるのだが、今朝はそれもない。
当然部屋のイスやキャットタワーで寝ている様子もない。
俺が起きて動き出せば目ざとく見つけてくっついてくるのだが、やってこない。
昼の暑い時は庭のシソの葉陰に寝ていることも多いが、姿がないし、ゆうべの若干の雨で濡れているからそもそもそんなところにいそうにない。

さては兄がガタガタ脱走しているのを見て、自分も同じ場所から続いて脱走したな！？
寝ぼけた目をこすりながら、寝ぐせを手で直しながらジーンズに履き替え、自販機にコーヒーを買いに行くついでに近所を探す。
レオはちょっと臆病なのか昔からあまり外に行きたがらないし、ネットを登って脱走しようとすることもない子だ。そんな遠くに行ったり長い時間帰ってこないこともあるまい。

前の家の奥さんがもう畑作業している。
このお宅でもかつて猫を一匹飼っていたのだが、旦那は猫嫌いらしく、以前も脱走したミーちゃんが庭にいたのを追っ払っていた。
見つからないといいのだが。

コーヒーを飲みながらもう一度庭を探す。草陰、縁台の下。
そうしたら鳴き声がして、ネットの外にレオ登場。やっぱり脱走していた。
外に出てガレージから手招きしたら素直にやって来たので捕まえて庭に入れてやった。
レオもやはり庭のネットの中の方が安心なのだろう、すぐいつもの場所で横になった。

ということで今朝の出来事は以上。
イッチーはこれを書いている横で座椅子に寝ている。よく早めに帰って来てくれた。体も足もほとんど汚れていなかったし。雨戸ガタガタじゃなく、一言鳴いてくれればもっと早く気づけたのに。
レオはまだ庭。

ガムテープで閉じている網戸、これからどうしよう。もともとベタつくし開けづらいから、別の方法があれば替えたいのだが。