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松本清張の有名な推理小説、砂の器の原作を初めて読んでみた。
結論から先に言っちゃうと、「これ、ほんとに砂の器なの?」という感想だ。
映画やテレビドラマなどがかなり有名で、そちらの方は差別をテーマにした重い作品だ。こと、映画版は日本最高の映画という人もいるくらい、感動的な作品になっている。
東京蒲田で老人が殺され、直前にバーで一緒にいた三十前後の男が疑われた。男の発した「カメダ」という言葉を巡り、今西刑事は各地を飛び回る。
もうかなり昔の作品だから書いちゃうけど、ハンセン病の患者を父に持った新進気鋭の音楽家が、己の過去を公にされたくないために、かつて自分達親子の面倒みてくれた田舎の元巡査を殺めてしまったのだ。
映画などでは、差別という問題の中での親子の愛情と、現在の己の出世欲や社会的名声のためにそれを断ち切ろうとする非情さ、葛藤などが描かれ、涙なくしては見られないようにできている。
しかし原作はと言うと、基本的な設定は同じだが、実に淡々といくつかの関連した連続殺人が起こり、犯人の和賀英良(わがえいりょう)もただの冷酷な殺人者に描かれ、差別問題や心の葛藤といったことにはほとんど触れられていない。
和賀の音楽も、映画ではクラシックだったが、原作では前衛的な電子音楽で、殺人の方法も、元巡査以外の関連殺人においては、その電子音楽を利用した超音波殺人という、なんともSFチックな殺し方だ。
改めて言おう。「これ、ほんとに砂の器なの?」
他にも関川という和田の仲間の評論家が出てくるのだが、最後の最後の謎解きになるまで、まるでこちらが犯人かのように描かれている。
関川が恋人の部屋に来ていることを誰かに見られたからと言って、恋人にすぐ引っ越しをさせたり、引っ越し方法も移転先がわからないような小細工をしたり、なんでそこまで神経質にならなきゃいけないの? といった疑問を感じる。
だいたいその恋人の三浦恵美子(小学校の頃好きだった娘にそっくりの名前だよ、あーた! その娘の顔思い出しながら読んだよ、あーた!)が引っ越したアパートが、今西刑事の妹が経営してるアパートだっていうのもあまりに都合良すぎでしょ、あーた!
読み進めて残りのページがかなり薄くなってきたのにまだ目立った進展がないので心配してたら、最後の最後で刑事の推理が展開され、一気に事件は解決してしまった。先日「影の地帯」の時にも書いたと思ったけど、まるで江戸川乱歩の少年探偵団シリーズで、関係者を前にして明智小五郎が事件の順を追って推理を展開し、最後に「二十面相はこの中にいる…それはお前だー!」ってやったかのような締め方だった。当時はどうだか知らないけど(昭和36年に発表された作品のようだ)、今読むとすごい子供っぽい印象を受けてしまう。そもそもその推理もかなり強引な気がするし。
子供の頃他の作品を読んだときはとっても大人っぽい作品だと思ってたけど、こちらが大人になってある程度目が肥えた今、いくつかの作品を読むと、松本清張ってこんな強引な話を書く作家だったのかと思ってびっくりしてしまった。
ちなみに映画「砂の器」を見た清張の感想は、「原作を超えている」だそうだ。本人もわかってはいたんだね。
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分厚いので敬遠していた松本清張のけものみち、結局二日かかって読破した。
ふとしたことから日本を陰から操る爺さんの妾にさせられた女が、政界の闇の部分に巻き込まれていくお話。
と書かれることが多いんだけど、実際に読むとそんなに深く巻き込まれていくわけじゃないんだよね。蒼ざめた礼服や影の地帯の方がその表現は顕著だと思った。
何度か映像化されてるのは女が主人公だってことがあるのかな。最近の米倉涼子主演のドラマだと、爺さんのおかげで束の間成り上がるような展開になってるらしいけど(見てない)、原作だと妾のまま終わる。
結末は悲惨ですな。あんたちょっと、なんでそうしちゃうのよ!? って登場人物に言いたくなる。
有名で人気がある原作だけど、俺にとっては食い足りなさを感じた。
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松本清張の推理小説2冊読了。
「蒼ざめた礼服」は前に一度読んだと思ったのだが、記憶違いだった。
古本屋で古雑誌を買ったことがきっかけとなり、政治がらみのきな臭い問題に首を突っ込むようになる話だ。
人がいっぱい出てきて人間関係がこんがらがっているんで、よく整理をしないとなんだかわからなくなる。
「影の地帯」は「蒼ざめた礼服」と勘違いしてた本。旅客機から富士山を撮影したことがきっかけになって、こちらも政治がらみの殺人事件に首を突っ込む話。小学6年の頃一度読んだので、今回は端折りながら読んだ。
記憶では撮影した写真に写されてはいけないものがあったので命を狙われるという話だと思ったのだが、そうではなく、蒼ざめた礼服同様、自分から首を突っ込んでいた。記憶ってのはいい加減なものだ。
結末は主人公が追いつめられ、犯人達から冥土の土産に陰謀の種明かしをされて真相がわかり、間一髪で警察が踏み込んできて助かるというもので、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズを連想させた。
ともになかなか面白かったんだけど、ちょっとしたきっかけから事件に首を突っ込むようになるっていう展開として同じタイプの話だったし、事件への関わり方が少々強引な気もした。
でもこんな本ばかり続けて読んでいるから、日常のさりげないことが事件に関わってるんじゃないかと妄想するようになってしまったじゃないか!
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かなり以前に古本として買ったまま読んでいなかった森村誠一の「白の十字架」を読んだ。
ヒマラヤに登った登山隊の二人のうち、一人が力尽きて下山を求めるが、もう一人がそれを振り切って山頂を目指して進んで登頂に失敗した上、相方を遭難死させてしまう。男は自分の身勝手で相手を死なせてしまったという十字架を背負うこととなる。
その少し前、刑事の妻が不倫中に強盗に遭い、不倫相手は殺され、自らは犯されてしまう。その捜査線上に挙ったのがヒマラヤ登山に失敗して凍傷で足の指を失ったその男だった。
入り組んでる人間関係が面白いのだが、捜査の過程で関係者が偶然に出会う人々が、どれもこれも実はつながりを持っていた人ばかりで、いくらなんでも都合良すぎだ。
結末が寂しいことになるのは森村誠一らしいけど、やるせない。
それにしても、森村誠一の推理小説って必ず女が犯されない? そんなに数を読んだわけじゃないけど、ちょっとワンパターンのような。そういうシーンがないと読者受けが悪いんだろうねぇ。
でも面白かったよ。ゆうべ遅くまで読んでて、今日も親父の病院の付き添いで待ち時間にずっと読んでた。
一緒に松本清張の「蒼ざめた礼服」を読んでる。こっちはもっと社会派ミステリー。
松本清張は小学生の頃から読んでいた。夏休みの読書感想文も書いたぞ。嫌なガキですなあ。
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性悪猫さんのブログを真似してみました。
HTML&XHTML&CSS辞典以外は最近買った本です。ブログ以外にWebサイト(戯雅)を持っているのと、多少はWeb作りがお小遣い稼ぎになりそうなので、学んでなかった基礎的なことを今さらながら勉強してるのは先に書いたとおり。
CSSって結構面白いね。構造を示すタグとデザインを示すCSSを分けると、たしかにデザインの更新なんかが楽になりそうだ。
これにDreamweaverのテンプレート機能なんかを組み合わせればいいんだろうな。
宇宙人の謎は怪しい宇宙人の写真集。いくつかはUFO事件簿でも使ってます。
Newtonは大好きな宇宙のことが載ってるんで久しぶりに買った。超常現象を調べるなら初歩的な科学知識も欲しいしね。錯視の絵(動いてないのに動いてるような絵とか)も載ってて楽しいぞ。
入院中に買ったのがMacFan。今月号はあまり面白くなかった。MacPeople買った方がよかったかな?
こちらは19世紀前半に出版された悪魔学の研究家による本の抄本復刻版だ。RPG作りの際のネタ元にさせてもらってる。コボルド、クラーケンから、サタン、ベルゼビュート、フリーメーソン、サバト、ジャンヌ・ダルクなんかまで載ってる。
まあそのRPGはサボってばっかりなんで一向に進まないんだけど…。
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最近また自分の中でブームがやってきているじゃりン子チエについて書く。
ギャンブル(カブ)ばかりやっていて嫁のヨシ江にも逃げられたダメ親父テツと、自宅のホルモン焼き屋「チエちゃん」で働いて家計を維持している自称“日本一不幸な少女”チエのお話。初期はテツの恩師・花井の仲介でヨシ江が家に帰ってくるのがテーマ。そしてそれから西萩地区(西成がモデルらしい)のみんなを巻き込んでの楽しい騒動へと移っていく。
途中、チエのもう一つの話の流れである猫どうしのケンカのエピソードも交え、だいたい単行本一巻で一つのお話が完結するペースで進んでいく。
元々猫とプロレスが好きだったので、テレビでやってたアニメの方をなにげに見始めたのも、小鉄とかジュニアが出ていたからだと思う。小学校の5年生頃だったかなあ? (よく考えたらチエとリアルタイムで同世代じゃん♪)当時は漫才ブームで、テレビで関西弁を聞く機会が増えてきたと思うが、それでもチエの中で交わされる関西弁はかなり新鮮だった。だから、最初は二足歩行する猫が出てくる変わったマンガくらいの印象だったと思う。
ほどなくして好きになって、原作の方も買うようになる。藤子不二雄とかの絵に比べて整理されてる感じはないけど、独特の味わいがこれまた新鮮だった。関西弁も、漫才よりはチエの方でいろいろ覚えたように思う。だってかなりディープな関西弁使うよ、チエの方は。大阪の文化についてもそう。まだ大阪に行ったことはないけどね。
当時、チエにはだいぶ憧れたね。俺とは正反対の性格だけど、元気があってかわいいよね。
アニメの方は声優のキャスティングが良かった。チエの声の中山千夏もかわいい声だし、なによりテツの西川のりおがはまり役だった。原作を読んでいても頭の中では今でもその声が聞こえているのだ。他のファンの人たちも絶対そうだって言うよ(笑) テレビ放送に先駆けて作られた映画の方は、下手に吉本オールスターをキャスティングしたためにあまりしっくりこなかったけど。小鉄とジュニアがやすきよ、マサルとタカシが紳介竜助ってどういうことよ。
アニメ版は歌もいいのだ。原作の中でテツが歌ってる歌を基にしてるのだが、関西のわらべ歌のイメージそのまんまで、関東人には意味不明な言葉も多いが、とってもあったかく、情緒がある。
バケツのお日さんつかまえた
「トラのふんどし、ヒグマのパッチ、ムカデの歯ブラシぶらさげて ちゃぶす山でドンコ釣り エテコが真似して赤っ恥
セッセッセーのヨイヨイヨイ
ウチのカバンにお日さんひとつ、あしたの分のお日さんひとつ
あぶらの煙がすりガラス バケツのお日さんつかまえた
ウチのカバンにお日さんひとつ、あしたの分のお日さんひとつ
雨が降ってもまたあした」
エンディングのジュージュージューもいい。
「ジュージュージュー ジュージュージュー ジュッジュッジュジュー ジュジュッジュジュー
けむりの中に歯が四本 チエちゃんのわらう歯が四本
けむりの中にポッチリ二つ チエちゃんの赤いポッチリ二つ
タタ、タタ、タタタタター 大きなゲタがやってくる 元気な下駄の音がする
たまにはシャラズル鳴るけれど
明日になればタタタタター 元気なゲタの音がする」
チエが店で、満面の笑顔でホルモンを焼いている光景が目に浮かぶではないか。この頃までのアニメの主題歌って、とっても良心的に作られてて、今聞いても楽しい歌が多いよね。今の時代にチエがリメイクされたりすると、主題歌が「黒毛和牛上塩タン焼680円」とかにされちゃったりするんだろうな…(わかんない人に言っておくと、手塚アニメ「ブラックジャック」のエンディングの歌が大塚愛のその曲なの。恋愛を焼き肉に例えてる歌らしいんだけど、ブラックジャックと関係ないやん)。
アニメの方は、中山千夏が参議院選挙に出るのと同時期に、テツ対応援団、小鉄対スフィンクスの釜虎の戦いのエピソードを最後に終わってしまった。やっぱり選挙のせい? 関西ではしょっちゅう再放送されてるみたいなんだけど、関東では1回くらいしか再放送されてないと思う。猛烈に関西がうらやましくなった。
続編「チエちゃん奮戦記」も作られたそうだけど、こっちは関東では放送もされていない。強烈に関西がうらやましくなった。ともにDVD-BOXが出てるらしいけど、かなり高いんで貧乏人には買えません。
原作の方はまだまだ70巻近くまで続いたのだった。話もなんかマンネリ化してきたし、絵柄もかなり雑になってきたので、俺は20巻近くでやめてしまった。でも、最近ひょんなことからまた興味を持って読み出している。オリジナルの単行本がもう古本屋でしか手に入らないため、文庫版で続きを読んでいる。
やっぱり読んでると、チエちゃんの焼くホルモン、百合根の焼くお好み焼きが食べたくなるね。あ〜今から近所のお好み焼き屋さん行ってこようかな。夕方から近所の焼き鳥屋さん行ってこようかな。マジで。
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ひねた性格のため、これまで流行り物というのは意識的に敬遠していたのだが、最近新たな自分探しの旅に出始めたので(なん〜じゃそりゃ?)、流行り物がはたして自分にとっても面白く感じられるのかを検証するために、あえて流行り物に挑戦してみることにした。(どうして一言「面白そうだったから読んでみた」と素直に言えないのでしょうね。そうして自分探しの旅は続くのでありました。)
作品名は「電車男」。いちいちうちのBlogで説明する必要がないほど有名なので、説明は省く。2ちゃんねるの、もてない男達が集う掲示板で実際にあったやりとりで、本の内容も2ちゃんねるのログをほぼそのまま転載している形式の本だ。
かなり安っぽいデザインの表紙。帯には「今世紀最強の純愛物語」、「『電車男、がんばれっ!』あなたも必ず叫んでしまうはず」とある。ネット上での感想を読んでも、「読みながら泣いた」「感動した」という意見がかなり見られた。さあ果たして俺も同じ感想を持つのか? 最近涙腺ゆるくなってることだし。
結果、泣くことも、特に感動したとかそういうこともなかった。でもそれなりに面白かった。
感動がなかったのは、だってこれ、エルメスさんがかなり最初の方から電車男に並々ならぬ好意を抱いてるじゃん。最初のデート中から「今度はあなたとおしゃれな飲食店巡りしてみたい」みたいなことを遠回しに言うは、むこうから手をつないでくるは。その後のデートも順調過ぎるし。もっと片思いの苦しみと、それを見守り、アドバイスする掲示板の見知らぬ人々という話であればよかったんだろうけど、単に告白できない苦しみだけの話になっちゃってる。
そもそもが別に恋愛小説として書かれた話じゃないから(この話が真実と仮定して)、わざわざ読者の感動を呼ぶようなストーリーになってなくてもいいんだけど、読んだみんなはこの程度で感動して泣いちゃうの? 「交際できて良かったね」とか「自分にもエルメスさんみたいな彼女が欲しいな」という感想は持てても、涙までは出んなあ。何度も言うけど、あまりに順調すぎるんだもん。純愛かもしれんけど、同時にただののろけ話でもあるよね。
もし仮に俺が泣くとするなら、途中に一波乱なきゃ。例えば、電車男の不用意な言動によって、それまでいい調子に進んでいたのが一時気まずい仲になってしまい、関係を修復するために不器用だけど健気な努力をするとかね。
唯一感動というかぐっと来たのが、英語が堪能で、海外旅行に行ったりと、オタクな自分とは違う趣味のエルメス嬢に対して「自分とは住む世界の違う娘だ。」と、告白を前に自信をなくした電車男に対してある人が「英語がどうとか海外旅行がどうとか言う前に、エルメスんちに行くとかそっちの方がよっぽど大変なんよ。エルメスんち行きのチケットとかJTBで売ってくれないわけ。英語とか海外とかは金と暇でどうにかなるんだよ。今さらうだうだ言うな!」と叱る下り。金とか地位とかそういう違いを乗り越えて…とかそういうのに弱いようです、俺(苦笑)
面白かった点は、やっぱり2ちゃんねらー達のアスキーアートを駆使しての書き込みや雑談ね。一番笑えたのが、電車男がデートをしている間、デート報告を待つ2ちゃんねらーが、暇つぶしに「ニワトリと会話できるサイト」で遊んでて、帰って来た電車男に対し、「俺らときたら、その間にわとりと戯れてました」と書いてたところ。かなり笑った。
この話の真偽はわからんけど、話が出来過ぎてる、デート中の「普通そんなとこまで覚えてないだろう?」っていう結構細かい描写まで報告してる点、本ではカットされてるけど、エルメス嬢に2ちゃんねるの掲示板からアドバイスを受けていたことを知らせた後、なぜかエルメス嬢からの指示で、二人がペッティングした時の感想(というか、ただの三流エロ小説になっちゃってる)を掲示板を通して伝えた点などから、かなり嘘くさい感じがしている。ちうか、話の真偽と2ちゃんねるで恋愛相談してることはともかくも、デートでのキスシーンとかを事細かに生々しく掲示板に書き込んじゃうような男は、俺が女だったらイヤです。
ところで、こうした出会いから発展して交際につながるということは実際にどれだけあるのだろうか。実を言えば自分にも似たような経験がある。街中で、前を歩いていた爺さんと、自転車で徐行していた若い女性が軽く接触し、爺さんが転んで額を切ってしまったのだ。爺さんは最初断ったけど、傷が深かったので、俺はその女性とともに近くの病院に連れて行ったのだ。爺さんは数針縫うことになった。用事の時間も迫ってたし、爺さんの方も大丈夫そうだったので、目撃者として、何かあった時には連絡くださいとして電話番号だけ交換してその日は終わったのだ。
しかし数日後、爺さんが法外な治療費をよこせと言い出して困っていると、女性から電話があった。先日の治療費は7,000円程度だったのに、後遺症が出たらもっとかかるからとか言って、かなり強気な態度で5〜6万請求してきたと言うのだ。目撃者で連絡取れるのは俺しかいないので、俺しか頼る人がいないと、かなり切羽詰まった感じだった。接触したのは不幸な事故だったけど、法外な慰謝料はやり過ぎだと思い、善意の目撃者として警察の仲介での示談交渉の場に行ってきた。自分としてはどちらに有利・不利になることのないよう、見たままをできるだけ公正に証言し、結局、警察の説得により治療費+慰謝料の2万円ぐらいで和解が成立し、丸く収まった。
その後、ぜひお礼を…ということで、女性と、心配して出てきた女性の母親の三人で居酒屋さんでお食事をいただいたのだ。いや、公正をきして本来は受けるべきじゃなかったかも知れないけど、あんまり断るのも悪いので。「あなたみたいな人がいて助かりました。立派な方ですねぇ」などと、身に余るお礼の言葉もいただいてきた。
で、その後どうなったかというとどうもないのであります。それはそれで全て完璧に終わってしまったのであります。別にその娘とつきあいたいとか特に思わなかったし(いや、外見はそれなりにおきれいな方でしたよ)、こうした際に下心を出すのは自分の価値観上嫌なので、特にその後のアプローチみたいなこともしなかったのだ。てぇか、こんなもんでしょ、普通は? ここで先方から「もう一度お礼がしたいので、今度は二人きりで会ってください」とか、そういう話に普通はまず発展しないわけで。
とか思っていたら、職場のNさんは、女性の定期券を拾って届けたことがきっかけで、その女性と結婚しちゃったぞ。普通、定期券返して「ありがとうございました」で終わらないもんかね?(苦笑) 詳しい経緯は知らないけど、やっぱり少しは下心出して、電話したり、食事に誘ったりしたんでしょうなあ。
俺にはやっぱり出来んこってす。なんかそういうのに乗じてというのは、火事場泥棒になったような気がするので。火事場泥棒と呼ばれようが何しようが、成功したもん勝ち! な世の中なんだろうけどね。……いや、俺もひょっとしてその娘がもっと自分好みの外見とかだったらアプローチを考えてたかも知れんなあ。う〜む。まあとにかく俺の場合は縁がなかったっつーことで。
結局またまとまりなくだらだら書いてしまったので、ここで終わりにしておく。自分探しの旅はまだまだ続くのでありました(だから、なんじゃそりゃ)。
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本屋で立ち読みしたので、その感想でも。
「セックスボランティア」
要するに、障害者だってセックスしたいんだから、なんとか相手してあげましょうよという本。そうだよなー、そりゃ一生異性に抱かれたりできないのはつらかろうよ。主に男性の障害者について書かれてたように思うけど、女性の障害者だって同じだろうね。
以前、ハンセン病の患者に対しての、癩予防法だかが廃止になったニュースやってたけど、その時もかなりのお爺さんの元患者さんが「俺だって恋愛とかしたかったよ…」と言っていたのがいまでも心に突き刺さってる。今、これを書いてても胸が締め付けられるもん。
AVメーカ−のV&Rだったかな? そこにも「セックスがしたいから」ということで男優に応募してくる障害者の男性が結構いたというような話も読んだことがある。
「電車男」
要するに、もてないオタクの男が、酔っぱらいから助けた女の子と、2ちゃんねらーのアドバイスを受けて、恋を成就させる実話らしい話。なんかすごい話題になってるみたいね。2ちゃんねらーからいちいちアドバイス受けるなんてバカバカしい…と思いつつも、恋が成就されたのはよかったと思う。
俺が同じ立場でも「けっ、色恋沙汰に関して人のアドバイスなんか受けられるかい!」って思っちゃうだろうな。素直じゃないから(苦笑) やっぱりこういうのはうまくいったもん勝ちだよね。
全部はもちろん読んでないんだけど、そんなに感動する話なのかな? 感動うんぬんより前に、2ちゃん流に「キターーー」とかAAが書いてあるのを見てかなり笑ってしまったんだけど(笑)
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