
池袋の鬼子母神のお祭りに続き、新宿は花園神社の酉の市に行ってきた。今回の目当ても見世物小屋。前回と違い、老舗の大寅興行さんの小屋。
場内は撮影禁止とのことなので、写真は小屋の外観だけになるが、中では名物の蛇女・お峰さんを初めて見ることができた。自称18歳(笑)のこの太夫(実際は60ぐらい?)、その筋ではかなり知られた方。元気に蛇を食っておりました。蛇の首のあたり(って、どこが首だかわかったもんじゃないが)を食いちぎった後、残った胴体を口にくわえ、ちうちうごくごくとその血を飲んでいるのでありました。
そもそも見世物小屋があるのを知ったのは「TVぴあ」に唐沢商会(俊一、なをき)が連載していた「ガラダマ天国」という雑学マンガ(?)だった。そこで書かれていたとおり、お峰さんは食いちぎった頭を客席にぶん投げておりました(笑)。お峰さんは終止無表情。ロウソクのロウを飲んで火を吹く「口中火炎の使い分け」もやっていた。
大寅さんはお峰さんを含めて、ほぼ女性ばかり5人ほど。他にも箱抜けの手品、犬のサーカス、体長3mほどに成長したニシキヘビを出したり(お客がさわってもいい)、親の因果が子に報い頭を二つ持って生まれてきてしまった子牛のミイラを展示したりもしていた。
入方興行は若者がほぼ一人でやっているのに対し、大寅興行は年配の女性達が数人でやっていることもあり、さすがに手慣れた印象を受けた。あと入方興行では20分ぐらいで芸が一回転するのに対し、大寅興行では今回なんだかんだ1時間ばかり時間がかかった。
丸尾末広のマンガなどに見られるようなアングラ芝居的な妖しい雰囲気っていうのはあまり感じないかな。今となっては障害者も、借金の型に売られてきた少女もいないわけだし。進行のおばちゃんも明るくて饒舌だしね。戦前とかにやっていたのがこれと比べてどうだったのかは知らないが、白黒写真で見るのと、生で明かりの下に見るのでは印象もそりゃあ違うのは当然だ。写真や絵になるとそのおどろおどろしさが誇張されるからね。って、別に写真論を持ち出すこともないんだけど(苦笑)
俺的には、去年の入方興行 with ゴキコン at 靖国神社が一番面白かったけどね。
お祭りに来たからは当然、イカ焼き、たこ焼き、バナナチョコを食うてまいりました。
あと最近はやってないみたいだけど、月蝕歌劇団というアングラ系劇団も見世物小屋をやっていたらしい。
さて、花園神社といえば夏の上々颱風ライブでありますが、上々颱風といえば、ヴォーカルの西川郷子さんの知り合いだという前のバイト先の女の子と、花園神社に向かう道で偶然ばったり、5年ぶりぐらいで再会した。名をば仮にKさんとしておこう。Kさんは当時、タマゴのようなお顔でとってもかわいい方だったんだけど、5年間の隔たりはあれども、今日も相変わらずかわいい顔をしていた。
お互い気付いたのが横断歩道の真ん中でのすれ違い様だったので、ひとまず俺の方が道を戻って1分ばかり話してきた。俺が働いていた当時の社員さんはまだほとんどいるとか言っていた。まあ社員さんは5年ぐらいじゃそう大きくは変わるまい。俺と同じ身分のバイト、派遣の人はずいぶんいなくなってしまったみたいだけど。
せっかく腰にはデジカメを下げていたのに、こういう時に限って写真を撮ってくるのを忘れてしまった。いや、なんか久しぶりの対面で「写真を一枚!」なんてのが気恥ずかしい気がして躊躇したというのが本当か。後で後悔したけど(苦笑) 上々の郷ちゃんも呼んで結婚式をするなんて話を当時はしてたけど、今日聞いたらなんかいろいろあったらしくてまだ独身なんだそうだ。
「ご縁があったらぜひ、よろしくお願いします」と頼んできたが(笑)、連絡先も別に交換しなかったし、もう会う機会はないだろうな〜。やっぱり写真……。
そんなちょっと切な気な思いもした酉の市の夜だったのでありました。
また長い日記になってしまった。
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