カテゴリー「文化・芸術」の3件の記事

2011/02/26

ポスター届く

UFOの事件に「チェンニーナ事件」というのがある。
詳しくはUFO事件簿で読んで欲しいんだけど、要するにイタリアのチェンニーナという町で、夫人が小人宇宙人と遭遇して花束なんかを奪われたという妙チキリンな事件なのだ。

当時新聞報道されたときのイラストが有名なんだけど、アメリカに本社があるポスター屋さんで買えることがわかったので、ついに購入したのだ。
2月17日に注文して、今日2月26日に到着した。

Poster1

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2004/12/03

お化けが出ないぞ!!

毛皮族
 ゴキブリコンビナートのセロトニンちゃんが以前客演した事がある「毛皮族」という劇団を、ふら〜っと見に行ってきた。最近太極拳漬けなので、たまには文化活動をと思って(笑)
 公演タイトルは「毛皮族のロックンロールミュージカル、キル!キル! お化けが出るぞ!!」。
 毛皮族を見るのは初めてなんだけど、二十代の女性の方がメインで活躍してる劇団で、ちょっとエロっぽい感じだったりするという話だし(実際チラシの煽り文句に「エロのバブル襲来!」とある)、以前見たロリータ男爵、ゴキコンともにミュージカルで面白い公演だったので、ミュージカルだったら楽しいんじゃないか? と思ってちょっと期待して見に行ったのだった。
 新宿の全労済ホールは500人くらい座れるところで、舞台も広く、セットも豪華。ゴキコンとロリダンしか知らないのでまずはそれでちょっと驚いた。空席はあるけど、お客も結構入ってる。人気あるらしい。
 お話は日本の娼婦(花魁だっけ?)達が集団で、マカオだかどっかに行くところから始まる。娼婦だからなのか、さっそく和服の上を脱いで乳をほり出してる女優さんとかいて(乳首はみんな★形のシール)、期待は高まったんだけど、その後のストーリーが何がなんだかわかんなくなってきた。
 どんくさい娼婦「おちん」(一応主役らしい)が仲間からいじめられたり、野球好きの娼婦「おまりー」がなぜか他の娼婦をバットで殴って逃亡したり、おちんが戦争で半身不随になった資産家の財産を奪うように言われたり、日本から来たらしいソフトボールチームがキューバの選手達と戦ったり、キツネとタヌキの戦いの犠牲で娼婦が一人死んでしまったり、合間合間で主宰者(作・演出)の江本純子が宝塚の男役みたいなかっこで中森明菜の歌に合わせて歌ったり(カラオケじゃなく明菜の歌に重ねて歌ってる)、パンツ一枚の女優さん達が踊ったり、ヨーロッパのコロシアムみたいなところで歌ったり、なぜか女子十二楽坊が出てきたり、最後は全員でこれまた宝塚ばりのギラギラ衣装でラインダンス。
 で、ストーリーは一体どんなんだったんでしょうか? なんか、あれもこれもとストーリーを詰め込みすぎて、全然わかんなくなっている。おちんが主役なら、おちんを中心に話が回ればいいのに、本筋(本筋自体がわかんないんだけど)と関係ない野球やキツネの話や、江本の歌、女優達の踊りがまぜごぜになってた。場面ごとに主役が違っている感じ。
 タイトルのお化けって一体いつ出たんだ? 中森明菜の歌がロックンロールなのか? エロっていってもせいぜいセミヌードでの普通のダンスだけだし。女優さんが腐るほどいるのに、一人で何役もやってる人が何人もいるんで、余計に混乱する。
 頭の中が「??????????」でいっぱいになったまま、2時間半にもおよぶ公演は終了した。結局何がどうしてどうなって終わったの?
 こういうのって、いつもできるだけ好意的な感想を書きたいと思ってる。多少なりともバンドで表現活動をした者として、苦労はわかるからだ。しかし、ゴキコンと比べても(比べるなって?(笑))歌も踊りも上手、セットも立派だけど、いかんせんシナリオが悪過ぎる。自分たちがいろんな衣装を着て、宝塚の真似して、中森明菜の歌を歌いたかっただけじゃないの? と勘ぐりたくなるくらいだ。エロも、べつにAVみたいな濡れ場とかは期待してなかったけど、どこがエロなの? と思うほど。
 せめてもの救いが、それなりに俺のタイプの女優さんが、乳ほり出して踊ってたことぐらいか。ありゃあDカップぐらいかなあ?(笑)
 ゴキコンは演技も歌も下手だけど、ストーリーや歌は100倍くらい面白い。時々わかりにくいところもあるけど、なんとか脳内では「多分こういうことなんだろうな」ってまとめられる。でも「お化けが出るぞ!」はどうにもこうにもまとめられなかった。あらすじとかわかるんなら教えて欲しい。
 音楽でもなんでもそうだけど、金をかければ、技術が上手であれば、いいものができるってわけじゃないよね。もし技術云々だけで評価するなら、蜂蜜刻もSTUDENTSもファンにならないし、俺自体音楽活動なんかできないもんね(笑) お客は演奏技術やセットを見に行くんじゃなくて、娯楽として楽しみに行くんだもんね。
 そんな意味で、とっても残念なお芝居だったのでありました。でも人気あるってことは、それなりに過去の公演が楽しかったからだろうから、もし機会があればもう一度くらいは見に行ってもいいかなぁ。リターンマッチってことでさ。

2004/11/02

花園神社・酉の市

images/041102misemono
 池袋の鬼子母神のお祭りに続き、新宿は花園神社の酉の市に行ってきた。今回の目当ても見世物小屋。前回と違い、老舗の大寅興行さんの小屋。
 場内は撮影禁止とのことなので、写真は小屋の外観だけになるが、中では名物の蛇女・お峰さんを初めて見ることができた。自称18歳(笑)のこの太夫(実際は60ぐらい?)、その筋ではかなり知られた方。元気に蛇を食っておりました。蛇の首のあたり(って、どこが首だかわかったもんじゃないが)を食いちぎった後、残った胴体を口にくわえ、ちうちうごくごくとその血を飲んでいるのでありました。
 そもそも見世物小屋があるのを知ったのは「TVぴあ」に唐沢商会(俊一、なをき)が連載していた「ガラダマ天国」という雑学マンガ(?)だった。そこで書かれていたとおり、お峰さんは食いちぎった頭を客席にぶん投げておりました(笑)。お峰さんは終止無表情。ロウソクのロウを飲んで火を吹く「口中火炎の使い分け」もやっていた。
 大寅さんはお峰さんを含めて、ほぼ女性ばかり5人ほど。他にも箱抜けの手品、犬のサーカス、体長3mほどに成長したニシキヘビを出したり(お客がさわってもいい)、親の因果が子に報い頭を二つ持って生まれてきてしまった子牛のミイラを展示したりもしていた。
 入方興行は若者がほぼ一人でやっているのに対し、大寅興行は年配の女性達が数人でやっていることもあり、さすがに手慣れた印象を受けた。あと入方興行では20分ぐらいで芸が一回転するのに対し、大寅興行では今回なんだかんだ1時間ばかり時間がかかった。
 丸尾末広のマンガなどに見られるようなアングラ芝居的な妖しい雰囲気っていうのはあまり感じないかな。今となっては障害者も、借金の型に売られてきた少女もいないわけだし。進行のおばちゃんも明るくて饒舌だしね。戦前とかにやっていたのがこれと比べてどうだったのかは知らないが、白黒写真で見るのと、生で明かりの下に見るのでは印象もそりゃあ違うのは当然だ。写真や絵になるとそのおどろおどろしさが誇張されるからね。って、別に写真論を持ち出すこともないんだけど(苦笑)
 俺的には、去年の入方興行 with ゴキコン at 靖国神社が一番面白かったけどね。
 お祭りに来たからは当然、イカ焼き、たこ焼き、バナナチョコを食うてまいりました。
 あと最近はやってないみたいだけど、月蝕歌劇団というアングラ系劇団も見世物小屋をやっていたらしい。

 さて、花園神社といえば夏の上々颱風ライブでありますが、上々颱風といえば、ヴォーカルの西川郷子さんの知り合いだという前のバイト先の女の子と、花園神社に向かう道で偶然ばったり、5年ぶりぐらいで再会した。名をば仮にKさんとしておこう。Kさんは当時、タマゴのようなお顔でとってもかわいい方だったんだけど、5年間の隔たりはあれども、今日も相変わらずかわいい顔をしていた。
 お互い気付いたのが横断歩道の真ん中でのすれ違い様だったので、ひとまず俺の方が道を戻って1分ばかり話してきた。俺が働いていた当時の社員さんはまだほとんどいるとか言っていた。まあ社員さんは5年ぐらいじゃそう大きくは変わるまい。俺と同じ身分のバイト、派遣の人はずいぶんいなくなってしまったみたいだけど。
 せっかく腰にはデジカメを下げていたのに、こういう時に限って写真を撮ってくるのを忘れてしまった。いや、なんか久しぶりの対面で「写真を一枚!」なんてのが気恥ずかしい気がして躊躇したというのが本当か。後で後悔したけど(苦笑) 上々の郷ちゃんも呼んで結婚式をするなんて話を当時はしてたけど、今日聞いたらなんかいろいろあったらしくてまだ独身なんだそうだ。
「ご縁があったらぜひ、よろしくお願いします」と頼んできたが(笑)、連絡先も別に交換しなかったし、もう会う機会はないだろうな〜。やっぱり写真……。
 そんなちょっと切な気な思いもした酉の市の夜だったのでありました。

 また長い日記になってしまった。

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